前やったことあるんだよね……。 手順を思い出しながら解けないように巻いていく。 「上手いんだね、それ」 「え?あぁ、慣れてるので」 巻き終わり、彼の方を見ると目が合った。 「あの……終わりまし、」 言い終わるうちに、頬に手を置かれる。 「ここ、大丈夫?」 「?えっと……」 ここって、お昼に叩かれたとこ……。 なんで知ってるの? 「なんでって顔してるね。あの時昼メシ買いに行っててさ、怒声が聞こえたから見に行ったら」 深町さんがほっぺた叩かれてた、とあたしの頬を優しく触れながら言う。