2015.2.14~Valentine Love~







「保健委員です。あの、先生……ケガですか?」





「あぁ。深町、コイツ保健室に連れて行ってくれ。立てるか、東雲」






“東雲”と呼ばれたその人は、ゆっくりと立ち上がった。





「スイマセン……大丈夫っす」





足を捻ったのか、顔をしかめている。





「大丈夫なわけあるか。痛いなら保健室で休んどけ。頼んだぞ深町」





「あ、はい」





本当に痛そう……。





ひょこひょこと足をかばって歩く。





体育館の端まで来た時、あたしは声をかけた。





「大丈夫ですか?肩組みますか?」





「いや、大丈夫。ごめん深町さん」





「謝らないで下さい、ゆっくりでいいですよ?急ぐとより痛めます」