2015.2.14~Valentine Love~






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「あ、貴人くん貴人くん!」





「どうしたの?美結」





学校に着いて、貴人くんを見つけた途端、あたしは話しかける。





「あのさ、お願いがあるんだけどさ……」






あたしは、自分で考えたサプライズの内容を話す。





「ふーん、じゃあ俺は昴をそこに呼びつければいいの?」





「うん、どこにしよ……あ、駅前かな」




そこなら近いし。




「昴の方の?なら今日にでも言っとくよ」




「ホント?助かるっ!」





「いいよ、でも俺当日いないよ?梓といるし」






梓とは、貴人くんの彼女。