「結愛大丈夫?」 「大丈夫、痛くないし。って叩いてくる方が悪いんだから」 「それはそうだけど……あたしでも止められたよ?あんな弱いの」 そりゃ、あなたは空手黒帯だからね。 倍返ししそう。 「だからダメなの。優里は強すぎるから」 彼女にそう言い聞かせ、あたしたちはお昼を食べに屋上へ向かった。 「……ふーん、やっぱいいかも」 あたしたちの出来事を目撃していた人がそう呟いていたのを、あたしは知らない。