「……うん、かっこいいよね。どんな時も昴は約束破らなかった」 あたしたちですれ違いが起きた時も。 一度も破らず、ちゃんと話してくれた。 まぁ、そんな大したことじゃ無かったんだけど。 「ぼく、おにーちゃんみたいになりたいなぁ」 昴は、いいヤツだ。 こんな風に弟に敬われている。 そんな昴と付き合えてるあたしは幸せだなぁ。 「そっか、昴みたいになれたらいい……ね、」 銀河くんの方を見ると、あたしにもたれかかるように眠っていた。 「寝ちゃった……今日は疲れちゃったもんね」