「昴に電話してくる。今の時間もう帰ってると思うし」




「なら、ご飯までには終わらせなさいよ?銀河くんお腹空いちゃうからね」





「はーい、じゃあ行ってくるね」




あたしは銀河くんの手を引いて、部屋へ向かった。












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「昴、今家にいる?」




『ん、美結。いるけど……今日は電話早いな』





「うん、今日はね……サプライズがあるんだ〜」





あたしは銀河くんを見ながらシーッと口元に人差し指を立てる。




それを見て頷いた銀河くんは、あたしと同じように人差し指を口元に立てた。