2015.2.14~Valentine Love~






「みゆおねーちゃん!」




そしてあたしの方に走り寄ってきた。





「銀河くん?どうしたの?」




しゃがみこんで目線を合わせる。




「すいません、銀河くんのご家族の方?」




「え?いや、違いますよ。えーっと、銀河くんの兄の彼女です」





「まぁ、お兄さんの?」





驚いた様子だったけど……どうかしたのかな?




「あの、何かあったんですか?」





「あのね、今日銀河くんのお母さんが迎えに来れないらしくて……。私たちで預かろうって話になったんだけど、」





もしかして、寂しいのかな?




「うーん、それなら……あっ」





あたしはパン!と一度拍手する。