「敬語やめてよ」 「え、っと?けい……ご?」 「うん、最近ずっとタメ語だったのに急に戻って距離が遠くなったみたい。無理にとは言わないけど戻して?」 そ、そうだった。 さっきはあたしと別れたいと思ってるのにタメ語で接しちゃダメだと思って敬語に戻したんだった。 「……うん、戻す」 そうつぶやくと、ポンポンと頭を撫でられた。 「……環くん、」 「……へ?」 下の名前で呼ぶと、驚いたような声が聞こえた。 「そう呼んでいい、かな?」 ヤバい、これは。 耳まで真っ赤になってしまう。