2015.2.14~Valentine Love~






「勘違いじゃないです。あげるつもりだったんです」





「ふーん、つもりだったの?」




そう聞かれてあたしは頷いた。




だって、あんなこと思われてたらあげられなくなってしまうし。





「あ、そーだ。もう一つ深町さんに聞きたいことあったんだった」





「?何でしょうか」




あたしは東雲くんの方を向く。





東雲くんは顔だけをあたしの方に向けて意地悪げに笑った。





「俺のこと、好き?」





「え?あ、ハイ」





あたしの返事に拍子抜けしたのか、目を見開く。







“好き”という言葉さえ言わなければ照れないから大丈夫。




……多分。