2015.2.14~Valentine Love~











……でも、それはできなかった。





だって、腕を引っ張られたから。





「はぁっ、深町さん……やっぱりここにいた、」





「し、ののめくん……なんで」





「それはこっちのセリフ。あんなの間に受けんな」





東雲くんはそう言葉を吐き捨てると、あたしが持っていた紙袋を取った。





そしてあたしを壁に押し付ける。





あたしが逃げないようにするためか、顔の横に手を置かれた。






「あいつらが深町さんに言ったこと、全部聞いた」





全部聞いたってことは、ちゃんと東雲くんの思いがあたしに伝わったかってこと?





嫌いだって。