バタバタと走っていると、屋上に着いた。 その時にはすでにもう、息が上がっていた。 「……っっ、うぅ」 別れを告げたことが、こんなにもキツイなんて。 止めようとする涙は言うことを聞かなくて。 あたしの意志関係なしに溢れ出る。 あたしは、屋上の扉前のゴミ箱の前へ足を進めた。 こんなチョコ、あげなくてよかった。 嬉しいなんて思ってもらえるはずがないもん。 「さよなら……」 あたしの初恋。 もう二度とやって来ない、あたしの初恋……さよなら。 手を放した。