2015.2.14~Valentine Love~






東雲くんが、あたしのこと好きじゃないことなんて、知ってるよ。












……だって好きって言われたことないもん。





「ソレも!環に渡すなんてありえない!」






あたしの持っている紙袋を指差しながら大声で言う。








……なんで、どうしてなんだろう。





あなたはありえなくないの?





そんなのおかしいよ。









「あー、そういえば言ってたなぁ……早く別れたいって」





「そうそう、チョコも貰いたくないって。だからあたしたちがここに来たんだよね〜」





ドクン、と胸が嫌な音を立てた。





もうこんなこと聞きたくない。





そう思うのと同時に、あたしの足は出口へと向かっていた。





そして、走るように教室を出た。