「あ、あの……吉川くん!」
あたしは少し大きめの声で吉川くんを呼んだ。
それを聞いた吉川くんとなぜか東雲くんがこっちを向いた。
あ、向いてくれた。
「どうしたの?深町さん」
歩み寄ってくる吉川くんにあたしはこう言った。
「あの、東雲くんを呼んでくれませんか?お昼のお誘いを……」
「環ならもうこっち来るよ。深町さんの声聞こえたから」
「そうなんですか?なら良かったです」
あたしはホッと息をついた。
今東雲くんといた女の子はなんとなく苦手だ。
吉川くん呼んだ時に睨まれちゃったし。
なんか怖いなぁ……。

