「……何その展開。はー、やっぱりラブラブね」
「ええっ?梓たちだってラブラブじゃん」
「さあ、そんなこと無いわよ?美結たちよりはマシだと思う」
ウソでしょ?
あんなに毎日ラブラブじゃん!
そう思ったけど言わなかった。
だって梓、照れないもん。
どんなに恥ずかしいことだって平然としてる。
赤くなったの見たことないよ。
「まぁいいや。それより梓、銀河くんあたしのこと覚えてるかな!?」
「覚えてるでしょ。あの子の記憶力すごいし。行ったら多分、美結お姉ちゃーんって飛んでくるわよ」
そ、それは……なんと嬉しいことだろう!

