東雲くんと2人でお昼ご飯を食べ始めてから結構日が経っていた。




5日くらいかな。




その間にも、あたしの東雲くんへの想いは少しずつ強くなっていって。





東雲くんの顔を見るだけでぎこちなくなってしまう始末。





今日も一緒にご飯を食べる。




今日は屋上ではなくて空き教室で。





あたしのクラスが午後の授業で使う資料が空き教室の隣の部屋にあるみたいで。





日直だからついでに、って。




だから屋上ではなく空き教室で食べるんだ。




「結構ここ綺麗だよな」




「はい、というか初めて来ました」




「そう?俺は何回か来てるよ。よし、食べるか」





あたしたちは近くにある机にお弁当を置き、椅子に座る。