こっ、このまま!? 「へ!?ど、どうぞ……」 あたしはいつの間にか入ってしまっていた体の力を抜く。 無言のまま、時間はどんどん過ぎる。 あまり時間は経っていないのに、とても長い時間に感じられた。 胸がドキドキと鳴っていて、東雲くんに今にも聞こえてしまいそうだ。 「っっ……」 次第に赤くなる顔に恥ずかしさを覚える。 やがて、ゆっくりと離れた。 赤みが引かないあたしは、軽くうつむく。 「……いきなりごめんな、ありがとう」