2015.2.14~Valentine Love~






「へっ!?」




「あ、ごめん、虫取ろうとしたら掴んじゃった」





「ごっ、ごめんなさいっ!」





そう言って咄嗟に引っ込めた。





「大丈夫……よし、取れた」





その声が聞こえて、あたしはホッと一息つく。





よかった……。





虫なんて嫌いだ。





そう思いながら離れようとすると、キュッと軽く抱きしめられた。






「あ、あの……東雲くん、」





「……………てほしい、」





え?




今なんて言ったのかな?





小さなつぶやき声で聞こえなかった。





「えと……あの、その」





「深町さん、もうちょっとこのままでもいい?」