Small cafe 〜傍に居たくて〜




「す、すみません!つい伊藤先輩だと…」


慌てて白石先輩とは少し離れた所で歩く
伊藤先輩には素直に自分の素を見せれるのに、白石先輩を前にするとなんだか少し着飾ってしまう。


きっとそれは、大好きで、変に意識してしまってるからなのだろう。



「颯斗なら少し前に帰ったよ」


前を歩きながら一度も私を見ようとはしなくて、まあそうだよなあと少ししょんぼりする