今日は、私がずっと考えていた
デザインと設計プラン
仕上げようと、デスクにかじりついていた。

内線がピーピーと鳴る。
「はい。かしゃはらでしゅ」
「あはは。葵!何!変なの!
あのさ、今やってる図面持って第二会議室においで、葵の事話したら
会って話したいって、取引先の方が
待ってるから。」
「でも、まだ、途中だよ?」
「いいよ。過程でも。」「はい。」

エレベーターで5階の会議室へ。
トントン、ノックして、
「どうぞ。」「失礼します。」

短髪の男の人と
隣りには、背の高い男の人が資料を
用意するため、うしろをむいて居た。

「お話しは、専務から、わたくし、
JIの川本と申します。
「笠原です」
振り返る人。
「あっ?葵?あ、失礼しました。
同じく、JIの山本洋輔です。

直人は、川本さんと私のデザインや
設計プランを見て何か話していた。

高井さんが、空気を読み、
「笠原さん、すみませんが、珈琲を
お願いします。」
「はい」

下を向いたまま給湯室に。
コップを持つ手が震えてしまい左手で
抑えた。
そう、元彼の洋輔だった。

好きで、付き合って、当然、
そうゆうことになるわけで、
でもあの頃の私は、心では、好きなのに
身体が受け入れられない。

怖くて、震えてしまう。
最後は、「俺としたくないんだろ!」
「お前がわかんねぇよ!」
「他に好きな奴でもいるのか‼︎だから
だろ! 」
ショックだった。好きなのに、どうしてなのか、自分でも。
好きなのに、身体が…。受け入れられないの。
だんだん連絡もしなくなり、
私は、携帯を変えて、連絡を経った。

これでいいんだよ。あなたを傷つけた
罰だから。

本当に好きだったんだ。
だって結婚の噂、
ショックだった。私がいけないのに。
繋がるのは、心も身体も全てでしょ?
私の身体の中の何かが
拒否してた。