ジリリリッ!ジリリリッ!

耳障りな目覚まし時計の音。

なんだ、夢なのか。
そもそもあんなイケメン身近にいるわけないか…。

「うぅーん……」

目覚まし時計を止めて、私は時計を見た。

その瞬間、夢と同じように静止した。

「…やばい…」

時計の針が指していたのは、8時15分。

かんっぜんに遅刻じゃん…!
今日は入学式なのに!!