女たらしの彼と初恋の私



(はーぁ。私…神谷君のことすきじゃないよね?)

授業中、一人でそんなことを思っていた。
それに…
前に香奈が言おうとしたことも気になったし。

次の休み時間に聞こうかな。


そして、授業の終わりのチャイム。

「かーなっ!」

まだ席に座ってノートを書いている香奈に、声をかける。

「わっ!美沙かぁー。びっくりしたぁ」

「さっきの話の続き!聞かせてよね」

と、先を促す。

「あー…。い、今ノート書いてるから、後でねっ」

「あ…う、うん」