凉歌が驚いて尋ねると、

「当たり前じゃん。
 真尋はまだ良いけど、ニコとか
 マジ調子乗りすぎ、てゆうかウザイし。」

桃華が答えた。

「そーなんだ…。」

凉歌が知る、バレー部の真の姿だった。

「ごめん、ちょっと私トイレ
 行ってくる!」

凉歌は単純に、ただそれだけのつもりで
トイレに行った。

すると曲がり角の向こうに立っていた
ニコと真尋が、手招きをしてきた。

凉歌は何だろう?と思いながら二人の方へ
行くと、