俺のカノジョ

姉貴は姉貴で

響のことを実の妹のように可愛がっていて

俺の彼女だということなどおかまいなしである。


「それじゃ、そろそろバイト行ってくるわー。」

「いってらっしゃい。」

「あーい。あ、今日の夜はハンバーグが食べたいってお母さんに言っていてね。」

「あいよ。」


俺はてきとうに返事をして

姉貴を送り出した。