「ただいまー…。」


家に帰ると、驚くくらいに家の中はしんとしていて

一瞬で、背中から嫌な汗が滲んだ。


「…おかえり。彼方、響ちゃん。」


表情の読めない表情の母さんが

リビングから出てきた。