虹色

なんだったんだろう？
「あおー呼んだ？」
「えっ。呼んでないよ。」
「あれ？リクがあおが呼んでるよって言ってたのに…。」
意味がわからない。
「ふーん。」
とあおはなぜかニヤニヤしている。
「ねー何ニヤニヤしてるの？」
「別にー」
「ねーほんとに何？」
「何でもないって！ほら授業始まるよ！」
えっちょっと待っ…
キーンコーンカーンコーン
「先生来るよ。」
「もー何。」
はぁーなんなんだろう。
モヤモヤするー。
そんな中、授業が始まった。
授業中部活に早く行きたくて頭がいっぱいだった。
キーンコーンカーンコーン
放課後になった。
あおと２人で部室に行くともう先輩達は何人かいた。
「遅れてすみません！」
中学の時は後輩が先輩より早く来て準備をするのが当たり前だったから、急いで謝った。
「えっいいよ。そんなうちらの部活は上下関係そんな厳しくないし。」
と夏樹先輩が言ってくれた。
そっか高校はあんまり厳しくないのか。