「はぁー。疲れがまだとれないー。」
私の体は筋肉痛だ。
昨日、バスケ部の練習をなめてちた訳ではない。
それでもキツかった。
中学の時とは内容の濃さもレベルも全然違った。
「凄かったなー。」
昨日の夢先輩。
初めて見たときも十分凄かった。
でも違った。
速いだけじゃない。
シュート率、ディフェンス、すべてこなせた。
オールラウンドプレイヤーだった。
「かっこよかったなー…。」
「誰が?」
「わっ!!」
「おわ!なんだよ。」
「もうっリク!いきなり声かけないでよ!びっくりしたー。」
「ごめんて。で誰がかっこいいって」
「あーバスケ部の先輩だよ。」
「それって男?」
「えっ。女の先輩だよ。」
「ふーん。」
「なんで?」
「別に。ほら飯田が呼んでるよ。」
「うん?」