澪ちゃんと中庭でお昼を食べた教室への






帰り道。





騒ぎ声が聞こえてきた。





「なんだろうあれ?行ってみる?」





と、興味津々な澪ちゃん。





「え!ちょっと待ってよ!」




と、引っ張られる私。





行ってみると、私達と同じ色の






シューズを履いた男子が4人ほど





水を掛け合い、遊んでいた。





「どう考えてもあれ周りの人達に迷惑だよね〜」




そう言ったのは澪ちゃんで、




私は、「私も混ざりたい…!!」






と、心の中で叫んでいた。






こんなあったかい太陽の下で水遊びなんて、





幼稚だけどすっごく楽しそうじゃん!






そんなことを考えていると





……パシャッ……





あ。




なんと、宙を描いて飛んできた水の塊は





澪ちゃんの制服へと一直線に飛んできた。




周りの視線が澪ちゃんと私に集まる。




「あっ…ご、ごめん!





そんなつもりはなかったんだけど…!」






必死で謝る男子。





澪ちゃんと言えば……






固まってしまった。怒ってるかな…?






と思いきや………





「……あっははははは!!」





お腹を抱えて笑ってる!






なんでそんなに面白いのかわからないけど!





周りも笑い出して、男子たちは顔を





真っ赤にさせ、なんか、よくわかんないけど




笑ってくれてよかった!