好きになってごめんなさい。



どこに行くかも決めていなかった私は
たまたま最寄りの駅の隣にある個別の塾を選んだ。

「とりあえず面談だけしてもらいましょうか!」

「うん」

私は親の勧めに批判せず
親の言う通りにその塾の中に入っていった。




そして1時間近く塾長さんと面談をし
後日生徒としてくることに決定した。


帰り道 母親が
「あの塾の雰囲気あなたに合ってるわね〜!
辞めてよかったんじゃない?」


「そうかもね〜」


母親に適当に返事をし、人見知りな私は慣れるか不安な気持ちでいっぱいだった。