「浮気を隠し続けて三年後
あたしが中学2年生のとき。
いつも通り家に帰ったら
怒鳴り声が聞こえた。
初めて聞いたお父さんの怒鳴り声。
お前ら浮気してたのか?
俺をいつから裏切ってたんだ?
侑李もいるのにお前らは何をしてるんだ?
って。
急いでその部屋のドアを開けたら
お父さんがお母さんと浮気相手を殴っていて
…怖くて怖くて動けなかった。
でもそれからすぐに
その浮気相手が逆上して
キッチンから包丁取り出して
お父さんを…。
それからすぐに
お母さんと浮気相手は逃げたよ。
お母さんは浮気相手を選んだんだ。
急いで救急車呼んで
お父さんに駆け寄って
血を止めようと
大量のタオルで押さえた。
お父さんっ!お父さんっ!
あたしが…お父さんに話してれば!
もっと早く話していれば!
あたしがもっと早く帰っていれば…。
後悔に襲われた。
お父さんから流れる大量の血を目の前にして…。」

