「……ということがあって、本気で誰かと剣を交えることが出来るなんて思ってもなかったんです。 でも、新選組の皆さんの、山崎さんのおかげで今は全力を出すことの意味を少しだけ見つけられた気がします」 だから…… 「ありがとうございます」 花織はそう言いながらとびっきりのえがおを山崎にむけた。 そんな花織に山崎は短く言葉を紡いだ。 「これからも、頑張ろな」