山崎は思った。 彼女の背中はこんなにも小さかったのか、と。 違う時代からやってきて知っている人が誰もいない。そんな状態で十一番隊組長までして人を殺めてしまって、どんなに辛かっただろうか。 必死に辛い歴史を替えようとして、自分を追い込んでしまっている。それでも、笑顔で自分たちを支えようとしてくれている。 今の新選組があるのは彼女のおかげではないかと疑う程だ。 「これからは分けて欲しいねん。 その苦しみを。」 気がつくと、山崎は花織にそんなことを口走っていたのだった。