翌朝。眠たくて重い瞼をこすりながら、朝餉を食べるため、広間へいった。




その時、源さんから声がかかった。



「花織。悪いんだけど、歳さん起こしてきてもらってもいいかい?」



それに対して私は


「はい」

と大きく、元気な声で返事をした。


広間を出て、どんな起こし方をするか考えているところに、


「花織さん、どこへいくんですか?」

沖田参上。

「土方さんを起こしに行くところです!」


「僕もご一緒させてください!!」


そう言った沖田は真っ黒な笑みを浮かべていた。