明日、あの場所に花を手向けようと決めた。 今日一日で、ようやく刀のほんとうの重さというのを知った気がする。 刀の重さは気持ちの重さ、命の重さ。 だからこそ、真剣に戦わなければならない。 生半可な覚悟ではダメだ。 平助のおかげで、自分と向き合えた気がした、冬の夜だった。