私は木南(きなみ)絢(あや)。
親友が藤澤(ふじさわ)花(はな)っていいます。

私が話を聞いてて思うに、花ちゃんは好きな人がいるらしい。


その好きな人の名前が大崎(おおさき)和人(かずと)。

花ちゃんにはいえてないけど、実は私も好き。
でも、叶わない恋だって、わかってる。
和人は、中学が一緒の、同じクラスで、腐れ縁というやつだ。
もちろん、花ちゃんも同じ中学だ。クラスは違ったから、仲良くなったのは高校になってから。
まあ、それで和人は、ずっと花ちゃんのことが好きって言ってた。
ずばり、両想い。私が口をだしたり間に入れる話じゃない。
きっとみんなは、それは中学の時であって、今は違うかもしれない、そう思うと思う。
でも、和人が花ちゃんを見かけるたびに、顔を真っ赤にしていたら、違うとは言えない。逆に確信する。

私は片想いでいい。私は花ちゃんのことを応援する。

「絢ー・・・こ、告白・・・いいと・・・思う・・・?」

花ちゃんはかわいい。すごい美少女だ。
こんな私が一緒にいてもいいのかい?と言う感じまで来てしまう。
そして、スタイルが良くて!!!綺麗なんだよ?!
お泊り会の時に、夜にチョコを食べていたのに・・・
きっと、美人は内臓もすべて美人専用になっているに違いない・・・
羨ましい・・・

「うん、いいと思うよ?自信、もちなよ!花ちゃん、かわいいんだからさ!」


「お、お世辞いらないよー!!!・・・今日、頑張ってみる・・・!」



・・・がんばれ、花ちゃん。