あれから侑也は教室に戻ってこなかった。

ちょっと言い過ぎたかもな・・・


次の日、

「おはよー」
「おはー」
「おはよ~!マコト~」
「はよーん」
ん??
「マコトちゃ~ん、はよーん」
「誰??」
「ひどいなぁw」
「???」
「クラスメートの速水黎人と申します。」
「黎人??」
「マコト、あんた、速水君知らないなんて・・・」
「学校一イケメンだって有名なんだよ!」
「へーw」
「へーって、全然興味ないでしょ・・・。」
「いゃ?w」
正直なところ興味がなかった。
だって、イケメンだからって性格いいわけじゃないしねぇ。
むしろ悪いかも・・・。
とか思ってたら、侑也が教室に入ってきた。
その瞬間教室中の女子たちが侑也の近くに集まっていった。

「篠原君って、モテるんだねー」
「そーだね。」
「あぁ!!もしかして、マコトちゃん篠原君のこと狙ってるの??」
「ま、まさか!!」
「だよねー!」
「・・・」
「篠原君好きな子いるらしぃから。あきらめたほうがいいかもね。」
「へ~、そうなんだ!」
侑也は何のためにここに帰ってきたか分かった気がする。
裕也は、私に好きな人ができたから教えに来てくれたんだ。
やっぱそうゆうことだったんだ。
聞かなくてよかった。
えっ?よかった??
何が?これじゃあまるで・・・。

「マコト大丈夫??」
「何が?」
「篠原君好きな人って・・・。」
「全然気にしてないからw」
嘘、ほんとは気になってる、そんな人がいるなんて知らなかった。それに、その人と付き合ってるの??とか。
ついつい考えてしまう自分がいるんだ。
やっぱりまだ、侑也のことが・・・好きなのかな。
わかんなくなってきちゃったよ・・・。

ねぇ、侑也あなたは私のことどう思ってるの?

教えてよ・・・。