おはよう。こんにちわ。ばいばい。また明日ね。
普段何気無い言葉が言えなくなる日は突然やってくるもの。
「おっはよ〜!ももちん」
今日も元気よく私に飛びかかってきた。わたしの友達、あまりこと芦田真凛。腰まで届くロング髪に綺麗な茶色の髪の毛。地毛なんだけどね。いつも活発で誰とでも仲良くなれるわたしの親友。
そして私は桃山真鈴。元気で活発なのはあまりと一緒。だけど人見知りで人と話すのが苦手。そこはあまりと違うところ。髪の毛私の方が少し短くて色は私の方が少し明るい。そんな2人なのだ。
そんな2人は同じ名前だからニックネームをつけて、芦田真凛の名字の1文字とってあまり。私は桃山という名字からももちんって呼ばれています。
「おはよ、あまり」
と素っ気なく返して私は2-5の教室に向かった。
「はるーー!」
と私は弟を呼んだ。私は二卵性の双子なのだ。
そこに彼の姿もあった。
綺麗に整えられたブレザーに少しボサボサで茶色い髪の毛。
「音楽忘れたから貸してくれる?」
「いいけどそれは優に借りたらどうよ」
「あ、まりんか。俺のでいいなら貸すよ。」
「あ、ありがとう。」
そういって私に音楽を貸してくれた彼は私と付き合っている、佐藤優李。学年一のイケメンだ。だからライバルが多い。
とりあえず私は2-3。自分のクラスへ戻った。