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「行ってきまーす…」




はぁ…



今日は私の誕生日



多分、最悪の誕生日になる( 予定 )



重い足取りで学校へ向かう




………ん？




学校の校門の前には凄い人だかりができていた




なんだなんだ？




みんな手になんか持ってる気がするけど…




「あ、凛様！お誕生日おめでとうございまぁぁす！」


「おめでとうございまぁす！」



「凛様ー！これ誕プレです！」




……まじかよ



こんな大量なプレゼント、持てねぇよ



「あ、あぁ、ありがとな」




じゃっなん頬を引きつらせながら校門まで歩く




「はい！どーぞ！」


「もらってください！」


ギュウギュウと押し付けられるプレゼント



「あ、いや、も、持てないんだって、そんなに」




「あ、あたし袋持ってます！

これ使ってください！」



げ、まじかよ



大きな袋にどんどん詰め込まれるプレゼント



「「「はい、どーぞ！」」」



「ど、どーも」



私は恐る恐る手を伸ばしプレゼントを受け取った



サーっと散っていく人




「はぁ…」



私は小さくため息をつき、プレゼントでパンパンになった袋を抱えて教室へ向かった