さよならの唄。

『お前鋭いのな。(笑)』

そう呟き笑う圭太。

何故だろう。この人が笑うと
凄く苦しくなる。

「ねぇあなたは今日からアヤちゃん。」

適当につけたあだ名だった。

『は?何だよそれ。』

「後ろ姿が上戸彩に似てるから。」

その理由さえ適当だった。

『はぃはぃ。なんでも好きに呼べよ』

少し呆れたように答える彼。
私を見つめているはずの彼の目は
私じゃない誰かを見てる
ってことだけはなんとなくわかった。


気づかなければよかった。
彼の寂しさや苦しさを。


気付いてしまったから
私は貴方を手放せなくなったんだょ。


ねぇ。けーくん。
私たちはきっと、運命なんで
そんな綺麗な糸で
繋がってはいなかったんだょ。


私たちに相応しいのは
因縁。そう。因縁で繋がった
私達に幸せなんて待ってるはずが
無かったんだょ。