-10分後-


管野「確か、ここだったよね…?」


ユリア「うん!ありがとう!」


管野「じゃあ、明日早いと思うからすぐに寝ないとだめだよ。おやすみ。」


管野さんは車を出そうとした時──。


ユリア「ま、待って!!!管野さんは、まだこの町の警察署にいるの…?」


管野さんは驚いたような表情を一瞬して、また微笑んだ。


管野「おう。もうここに来て6年目(笑)あの頃と変わらず刑事課にいるよ。」


ユリア「…そうなんだ……!ありがとう!また、会える…?」



管野「おう!いつでも電話してきていいし、来たら特別忙しくない時は話聞くから!」



ユリア「そっか!ありがとう!おやすみ!」



私は大きく手を振った。