あたしは結菜ちゃんみたいに見返りが欲しくて渡すわけじゃないから!!



ただ純粋に……。


「加々尾くんが好きなだけだもん……。」



「はいはい。それじゃ、その加々尾くんにあげるチョコレート、加々尾くんの好みでも聞いてきたら?」





なんて言われたので、いざ聞いてみます!



「か、加々尾くん!!」


「何?」


「あ、あの……その……。」



いざ聞こうとするも、唇が震えて声が出ない。



好きな人の前だと、いつも通りにいられない百瀬みるくです。



「……百瀬、早く言ってくれない? 今、授業中。」



ずっと言葉を曖昧にしていたら、案の定迷惑そうな顔をする加々尾くん。