大きなお屋敷の中にある小さなこじんまりとした部屋にソレはあった。 「おかあさんアレなあに?」 美生が小さな指でさしたソレは、誰もが見惚れてしまいそうな鏡だった。 鏡の淵には繊細な蝶が飾られおり、今にも本物の蝶の様にヒラヒラと羽ばたきそうだ。 だが、母は言った 「アレは厄を招くもの。絶対に触れてはいけないよ。」 ー触れてはいけないもの…?厄って何?でも、おかあさんが言うんだもん触らない方がいいんだよね …?ー 「うん、わかった!美生絶対に触んない!」 ーーーーーーーー