「はあっ…はあっ……」
何度探し回っても、
クウの姿が見当たらない。
最悪だ、俺。
クウにあんなとこ見せちまった……
ごめんな。
俺、お前にどんだけ辛い思いさせてるんだろ。
「敦陽!!」
聞き覚えのある声が聞こえた。
「────枝音」
「あんたまたクウちゃんに何かしたの?
泣いてたんだけど。」
───まぢかよ。
「クウ!クウはどこ行った!!?」
「え。全力疾走で学校の外出てったけど。」
学校の外!?
「私が声かけても無視したから、そーとうな事があったんだなあって思って」
まぢかよ…まぢかよ
「ありがと!ぢゃあな!」
そう言って、俺はまた走り出した。
「ちょ!敦陽!授業始まるよお!!?」

