「敦陽は気になんの?その――誰だっけ」 「有沢紅憂。」 「そ!その子♪」 「気になるっていうか―」 ていうか――… ………何だ? 「王子様の敦陽が気になる女とか♪ 一回見てみたいし」 「王子様って…おい」 言いすぎ 言いすぎ…… 「何組が探そ―ぜ!」 ガタンッ 「んを!」 イキナリ亮が、 イスから立ち上がった。 「は?探す?」 「そ♪探す!」