☆俺様のめがね姫☆









「有沢紅憂ッて知ってる?」

「はあ?」




只今昼休み。
昨日のアイツが気になって
親友の亮に話してたところ。





「聞いたことね―。誰それ?俺らと同じ2年?」

「2年だろ」



だって制服のリボン赤色だったし。



「え―?わっかんねえしい。

何?気になんの?」

亮が焼きそばパンを片手にニヤニヤ笑う。


「うっせ―な」



無愛想に言い放つと、亮は話しに噛み付いてきた。




「何?何?やっぱその子が好きだったり?」


何 何うっせ―し。


「メガネ女子って、亮どう思う?」

「め、メガネ!?」



亮はピタリと固まった。

んな驚くことじゃね―し。




「どう思うッて聞いてんじゃん」

「え―っと…、俺は大人のお姉様が……」

「ハイハイわ―った。お前に聞くのが間違えだった」

「んな!
敦陽ひどい~!」



亮がイキナリ抱き着いてきた。



「キモいわ!ホモが!」