☆俺様のめがね姫☆








ボスッ






誰かが俺にぶつかってきた。



これ、
昨日もあったじゃん。





「ゴメン、大丈夫?」

「あ、ハイ…大丈夫ですっ」

「ふ―ん。
なら良かった…てあれ!?」





俺は思い切りその子の顔を覗き込んだ。




「あ!…あなたは!」


その女は、有沢 紅憂だった。



有沢さんは、人差し指でメガネを上げ、

俺をもう一回見直した。




「白波くん!」



だから敦陽でいいって言ったのに……





「あ、この子が有沢さん?」

亮が超興味津々に、有沢さんを見つめる。