全く先輩との進展もなく
ただただ時間は過ぎていって

卒業式までもう3日ほどとなった


「祐也先輩」



「愛希ちゃん」



いつものたまり場に行く



「もー。あんた達ね
ここは保健室なのよ?
たまり場じゃないんだから」



わかってまーす

でも、先輩がいるのって
大抵ここなんだもん




それはさ…うん。やっぱ…ね。




「いいじゃん、先生?
俺もうすぐ卒業だし先生の顔
覚えとかなきゃ〜」




「とかいってベッドで
寝たいだけだろ〜?
全く、愛希ちゃん居ない時
大抵寝てるじゃない」




あ、私がいるときは起きてくれてるんだ




「まぁまぁ。
そんな怒るとシワ増えるよ〜。
先生可愛いのに」




「誰のせいよ、ほんとに。
あとおだててもなんもないからね。
はい、愛希ちゃん
このバカ連れて帰って〜」



「はーい」


こーしていつも帰る