「先輩…」



「ん?」



「私ばっかりドキドキして
先輩はなんでそんな余裕そうなんですか
ばかばか、そんな先輩嫌いですよっ!」



なんてだだこねてる子供みたいなことを
してる私。ほんと子供だ



「俺、そんな余裕ないよ
俺もドキドキしてるの」



よく耳をすましてみると
先輩の胸もドキドキしていた



「ばか。」



「え、愛希ちゃんひどいなぁ」



「先輩、これからも
帰りだけじゃなく
守ってください。」



素直になれない私だけど先輩は



「かしこまりました、姫」


っていって笑ってくれるんだ