だから、完璧なお兄ちゃんと平凡な私では違うのは当たり前。


「生徒会の仕事大変そーだね。」

「まぁね。でもやりがいはあるよ。」
朝からお疲れ様です。




はぁー、やっぱりお兄ちゃんはすごいなぁ。



「ちなみーん!」

「美依、朝から大きな声出さないで。耳が壊れる。」

「ななちゃんヒドイ!みぃそんな大きな声だしてないもん。」



ここから距離があるけど会話がなんとなく聞こえる。


「んじゃあね。頑張って!」


お兄ちゃんにそう告げてダッシュで菜々花とみぃの方に向かう。