ピピピッピピピッ 私は枕のすぐ隣にある目覚し時計を止めた。 「ふぁ〜。」 あくびをしながら背筋を伸ばす。 我ながらいい目覚めだ。 寝起きであんまり動かない足を ズルズル引きずりながら階段を降りる。 下に降りるとテーブルの上からいいニオイがした。 お兄ちゃんが作ってくれた朝食だった。