魔海の呪い

奥には行くと神殿があった。
「ずいぶん古いわ！」
「あっ！」
「なにか思い出したの？」
「ここ、私が捕まった所」
「えっ！？」
アインは動けなくなっていた。
「ここにもう一人いる」
「誰？」
「女の人」
頭の中で真っ先に彌栄が出てきた。
「私・・・見てくる」
「やめた方が・・・・」
「私は行かないと」
「じゃあ・・・・私も行く」
「わかった！」
「でも・・・・・」
「何？」
「人魚には気をつけてね」
「人魚」
雛は舞美の事を思い出した。
「行こ・・・雛」
「うん・・・・」
二人は神殿の中に入った。
神殿の中は水浸しで生臭い。
「アインが捕まっていた場所教えて」
「うん」
アインは指を指した。
そこは水が溜まっている所だった。
「行きましょ」
雛が先に入った。
中はそこまで深くなく普通に進めた。
右に曲がると銃の弾がが浮かんでいて赤く染まっていた。
「血・・・・」
アインは怖がりながら
「ここを左」
と言った。
左に曲がると頭蓋骨や骨、海藻などが沈んでいた。
「まだ、出る気配はないわ」
「雛、その先気をつけて」
「わかった」
右に曲がると牢屋が見えた。
「私はあそこで捕まったの」
すると、牢屋の方から足跡が聞こえた。
「隠れて」
二人は隠れた。
恐る恐るのぞくとそこには人魚とサゴがいた。
さご！雛は言いそうになった。
人魚は女でヒレは血のように染まった色。
「アインは待ってて！」
「うん」
雛は立ち上がって牢屋に向かった。
牢屋はサンゴが張り付いていた。
すると人魚と目が合ってしまった。

ぎゃぁぁぁぎゃぁぁぁぁ

人魚が叫ぶと周りから人魚が集まってきた。
雛は人魚を日本刀で切った。
人魚が死ぬと周りは怒り牙を鋭くした。
雛はお構いなしに人魚を次々切っていった。
襲いかかってきた人魚は全滅した。
そして、新しい発見をした。
人魚は死ぬの泡になってきえるということ。
「アインもう大丈夫よ」
「うん・・ありがとう」
アインは雛の所に行った。